またしても焼酎の会

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お酒の業界 特に焼酎の業界というのは

小売店の囲い込みが大好きなようでして、

先日の無一物の会に続いて、本日は静岡市にて 

つくし特約店会 なる催しが行われ参加しました。


パネルディスカッションでは、前に出て話をさせられたのですが

普段の営業活動の中で考えていること、思っていることを

ストレートに話しただけです。。

また、ワークショップでは、沖縄県のリゾートホテルで

ソムリエをされている 森純一さんの『麦焼酎の魅力発見』

なる講演があり、例によって焼酎のテイスティングも行われました。

またしても焼酎の会

9種類の麦焼酎が、銘柄を伏せてカップに注がれており、

それぞれの香り、味わいをチャートに数字を入れる作業。

縦軸は 香りが複雑 あるいは軽快。

横軸は 味がしっかり あるいはすっきり。

4点を線で結ぶと、焼酎の持つ香りと味わいの傾向が出るのです。

私のチャートは、ほぼ講師の森さんのチャートと一致したが

佐藤の麦焼酎だけは、味わいの感じ方が全く正反対でした。

さて、この9種のサンプルの中に、つくしの白と黒が隠されて

いたのだが、どれが白でどれが黒なのかを、当てるゲームがあり

私は見事に利き当てました。 ・・別に自慢ではないすよ。


テイスティングの手順を解説すると

サンプルの1.~3.は、明らかに減圧蒸留の焼酎だから、

つくしの白があるとすると、このどれかだろう。

1.はあまりにもサラサラしすぎているから、いいちこ、二階堂の

たぐいであるのは、すぐに判った。

となると、2.と3.のどちらかだが、決め手は後口のこげ臭である。

2.の余韻の返しに、独特のこげ臭がすっと現れて消えるのである。

つくしの白を飲んだ時のくせに似ている。

黒は、4.以降の常圧蒸留のどれかだろう。

最もロースト臭の強い 7.が近いが、でもアタックが強すぎる。

これは つくしの黒ではない。 兼八あたりが怪しい。

つくしの黒だと、余韻はもう少し早めに消えていく筈。

5.と6.は、常圧蒸留100%ではなく、減圧とのブレンドであろう。

消去法でいくと4.しかないな。

8.と9.が樽貯蔵系であることは色で判る。


で、結果。

1.いいちこ
2.つくし白
3.中々
4.つくし黒
5.全麹つくし
6.佐藤の麦
7.兼八
8.百年の孤独
9.樽

1.と2.と4.と7.と8.は、予想通りでした。 

別に、自分の利き酒能力をひけらかしているのではないですよ(笑)

3.の中々と、6.の佐藤は、読めなかったですね。

しかし、先日の無一物の会でも感じたことですが

麦焼酎と一口に言っても、じっくり利くと独自の個性を

それぞれがしっかりと発揮しているのが如実に判ります。

ある意味、芋より個々のキャラはより明確なのではないでしょうか。

まっ 比べるから判ることですが。

その後、本格焼酎満載の宴会があったのですが、

仕事が待っているのと、明日は半日人間ドッグの日なので、

後ろ髪を引かれる想いで帰路に着きました。




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この記事へのコメント
>・・別に自慢ではないすよ。

>別に、自分の利き酒能力をひけらかしているのではないですよ(笑)


赤字にしてある事自体自慢とみた!(爆

>後ろ髪を引かれる想い・・・

まぁ、多くは語るまい。。(超爆
Posted by まりんか☆ at 2008年02月29日 10:07
ホントに自慢ではないですよ。

後ろ髪がどうかしましたか?
Posted by 静岡酵母 at 2008年02月29日 12:23
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    コメント(2)