志太泉 辛口純米吟醸

カテゴリー │ランニング

今朝ランは 住吉町折り返しの11キロ。

朝方は曇り空だったので、いつもの距離を走りました。

湿度は相変わらず高くハードな環境ではありましたが。

梅雨明け宣言が出てからの方が雨が多いのは

気象学的には台風の影響なんでしょうが

宣言がちよっと早かったのでは?

と 雲の上で風神雷神が囁いているような気もします。(笑)

ところで、「風神雷神図」 は 言わずと知れた俵屋宗達の作です。

江戸時代以前の美術に関しては作者が死亡して50年が経過すれば

著作権は自然消滅するので、図柄としてはよく使われます。

北斎の 「神奈川沖波裏」なんかもそうですね。

志太泉 辛口純米吟醸

で、 その風神の絵柄をラベルに使用した日本酒のご案内です。

広島の神雷さんではありません。

静岡県の志太泉さんの純米吟醸です。

神雷もそうですが、辛口酒のイメージに「風神雷神図」はフィットするようです。

ただ辛い酒なら 世にいくらでもありますが

このお酒は とってもいい酒ですよ。


志太泉 辛口純米吟醸

◆ 志太泉 辛口 純米吟醸 3BY


従来辛口の日本酒のイメージとして思いつくのは

アルコール感が強く味のないお酒ですが

志太泉さんが理想とする辛口酒は

低酸で日本酒度が高くしっかりと味があるもの。

そこで発売されたのが山田錦55%精米で日本酒度+12

酸度は1.4と低めの一回火入の純米吟醸です。

香りは控えめで、かすかに生姜や粟おこしのようなニュアンス。

含むと確かに酸は低く感じ、なめらかな旨味が広がります。

辛いか?と問われると 無濾過生酒のようなグルコースが

もろに伝わるような甘さは排除されているので、辛口でしょう。

このスタイルは食中酒としての立ち位置から来るもので

酒として目立ち過ぎなくとも必要とされる酒 であります。

鼻に抜ける香りにイチジクのような和の果物を彷彿とさせ

キレ良く霧散する流れは、飲み手の心に静粛な爪あとを残し

静岡酒としての矜持を示します。



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