静岡酵母の　酒とJAZZとランの日々

日曜恒例の朝ランは、 佐鳴湖2周12キロ。

6時半スタートの一周目はそれなりに走りましたが

二周目は 気温が高くなり、ちょっとヘロヘロ。

残暑は、まだまだ続きそうです。


さて、お盆も過ぎた8月の後半って

いわゆる 日本酒の端境期で、お店の冷蔵庫は

ちょっと スカスカ としております。

生酒系が品によっては完売となり、一回火入れの いわゆる

ひやおろしの入荷までには、もう少しお待ちいただかないといけません。

ところが、敢えてこの時期に 無濾過の生酒を出してくるお蔵

もあります。

生酒と言っても しぼりたて ではありません。

冬に上槽されてすぐに瓶詰めされ、冷蔵庫で保管。

ですから、半年経っていても、かすかに ガス感があります。

先日のネットニュースで、山口県の日本酒が、10年前の

およそ3倍の出荷量になった・・・とありましたが

このお蔵も山口県の会社です。

全盛期は1万石だった生産量は現在600石。

でもそれは、量から質への転換による結果。

造り手も一新され、むしろやる気満々とか。

その気概が 味に見事に出ています。




◆山縣 Art Label 純米無濾過生原酒 28BY



山口県産米・西都の雫を60%精米し協会9号酵母で醸造。

香りは熟した梨や清見などの和柑橘のニュアンスが

比較的ふくよかに。

でも 決して甘口ではありません。

含むと旨みの凝縮感よろしく押しも強く、一瞬派手か?

と思いきや

舌の奥で甘みと渋みが共存していきます。

後半は透明感・ミネラル感を促しサッと引いていく感じ。

むしろ 辛口かな・・

生熟成の味ノリと、コンディションの良さが光る1本です。

お試しあれ

◆山縣 Art Label 純米無濾過生原酒 28BY