2015年12月21日22:27
貴田乃瀬・酒の会 を開催しました。≫
白内障の手術から1か月が経ち、ようやくランニングのOKも出て
日曜の朝ランは 佐鳴湖10キロを約1時間かけてゆっくりと。
それでも最後の1キロだけは5分切りでゴール。
走れるって いいですね。
その日曜の夜は 昨年から始った 田町の貴田乃瀬さんにて
日本酒の会 を開催しました。
この会は 私の方であらかじめ用意するお酒をセレクトし
親方には、その酒と見事にマッチするお料理を一品ずつ
提供していただくという趣向です。
ネット等で告知をする前に、口コミの段階で定員一杯となってしまい
ご案内できなかった皆様には本当に申し訳ありません。
4時半に貴田乃瀬さんに入り、テーブルセットなどを準備。
グラス類はすべて貴田乃瀬さんのものを使用させていただきました。
頻繁に酒の会をやっていらっしゃるので、手慣れたものです。
乾杯の酒 をワイングラスに取り分けるのは、うちの息子。
今回も裏方に徹してくれました。
6時となり 酒宴のスタートです。
乾杯の酒は 阿櫻 Sparkling 特別純米無濾過生原酒
合わせるお料理は ピータンとバナナ・柿のソースがけ
阿櫻は滓もそのままに密栓で瓶詰めしたスパークリング純米酒で
辛口のシュワシュワタイプ。 いきなりピータンか・・ と軽いパンチを
いただきましたが、スイートな柿のソースにまとわれ、“お米のシャンパン”
との相性も抜群でした。
続いてのお料理は しめ鯖 たまり醤油洗い・黒ごまあえ
お酒は 鶴齢 純米生原酒 しぼりたて
しめ鯖に たまり醤油洗い・黒ごまあえ といくつもの手を施す
ことで、新酒生原酒とも伍するメニューとなり、鶴齢は鶴齢で
生原酒ですが、軽やかな口当たりの香り控えめのしぼりたて。
適度な酸がうまく締めてくれました。
3番目のお酒は 富士正 純米 生原酒
【日本酒度】 マイナス6 【酸度】 2.3 【アミノ酸度】2.0 という
白ワインのような酸をイメージして 別誂えで醸されたお酒。
対するお料理は 牛リブの炙り・ニンニクソース
ワイン会に出ても良いくらいのメニューですが
ニンニクを醤油で下味してあり、そこが対日本酒
ということでしょうか。
富士正 初めて仕入れましたが、なかなかユニークでいい酒です。
4番目のお酒は 志太泉 吟醸 鑑評会出品酒
今年の県の鑑評会で入賞したお酒で、香りは穏やかですが
含むと、たおやかに広がる旨み。 軽やかな酸を感じながら
綺麗に切れていきます。
合わせるお料理は さつま芋の海苔巻きフリット・トリュフ塩
さつま芋の甘さが 海苔の風味とトリュフ塩に絡み合い
志太泉の控えめな個性がここでは引き立てる役割を
果たしていました。
5番目のお酒は 鯵ヶ沢 純米吟醸
ガツンと練れた旨みの1本。
お料理は 鯛のカマ・ブイヤベース風
白身の上品な舌触りの鯛が、ごぼうが効いたブイヤベース風に
仕込まれ、青森の地酒と見事にマリアージュしました。
ここまで 5品のお料理とお酒が出たわけですが、まだ折り返し地点。
お客様の中には、もう酔い酔い という方もいらっしゃいましたが
時間をかけてゆっくりと飲み食す。そして水をしっかりと摂ることで
後半に臨みます。
お客様の様子
後半のお酒は 燗酒です。
鯉川 純米吟醸 亀治好日 を45℃の上燗にてお出ししました。
米の旨みが広がる燗上がりのするお酒に、お料理は
ぬた・プルーンの酢味噌
ただの酢味噌和え でないところが貴田乃瀬さんらしいのですが
燗酒にはぬたでしょ・・と言わんばかりのメニューでした。
7番目は 三つのサーモンのテリーヌ
お酒は 蓬莱泉 純米大吟しぼりたて
今回のお酒の中で一番香りの華やかなタイプです。
お料理は三つのサーモンの味が彩るテリーヌ。
晩餐をリセットする力を感じる お料理とお酒の出会いでした。
8番目のお酒は 本日の最高峰
初亀 中汲み大吟醸
この透明感と存在感はすごいです。
お料理は 丸抜き大根と海老流し 酒粕と昆布あん
直球勝負の本格和食 ですが、新酒酒粕の風味が出すぎず引かずの
良い塩梅で効いています。
この取り合わせは最後を飾るに相応しいものとなりました。
もうこれで皆さん 十分に堪能されたわけですが、
更にお酒もお料理もデザートの時間となります。
えっ もなか?
そうなんです。 酒粕を混ぜたあんこの最中
あんこに酒粕が練られています。
その酒粕は このお酒の酒粕
白隠正宗 河津桜酵母 純米吟醸
粕歩合70% という驚異の純米吟醸。
アル分10%ですが、決して軽くなく、酸味がとてもやわらかく
綺麗なスイート感が際立つお酒。
デザートにまで、お酒と料理のコラボが実現したわけです。
まとめます。
この日のお酒とお料理ラインナップ
右から提供順に
阿桜スパークリング特別純米無濾過
ピータンとバナナ・柿のソースがけ
鶴齢 純米生原酒しぼりたて
しめ鯖 たまり醤油洗い・黒ごまあえ
富士正 純米生原酒
牛リブの炙り・ニンニクソース
志太泉 吟醸 鑑評会
さつま芋の海苔巻きフリット・トリュフ塩
鯵ヶ沢 純米吟醸
鯛のカマ・ブイヤベース風
燗酒 鯉川 純米吟醸 亀治好日
ぬた・プルーンの酢味噌
蓬莱泉 純米大吟しぼりたて
三つのサーモンのテリーヌ
初亀 中汲み大吟醸
丸抜き大根と海老流し 酒粕と昆布あん
白隠正宗 河津桜酵母
酒粕を混ぜたあんこの最中
日本酒教室の生徒さんで、私の大学の先輩でもある
Sさんに中締めのお言葉をいただきました。
親方にも御挨拶を頂戴しました。
12月の繁忙期に、手のかかる仕事を受けていただき
奥様も含め、こころより感謝申し上げます。
そして、ご参加いただいた皆様。
お楽しみいただけましたでしょうか。
主催者の意図をご理解いただき、日本酒の世界が
より一層深まれば幸いです。
更に 仕込み水を提供して下さった 初亀醸造さん
酒粕を送って下さった 高嶋酒造さん
深く感謝申し上げます。
日曜の朝ランは 佐鳴湖10キロを約1時間かけてゆっくりと。
それでも最後の1キロだけは5分切りでゴール。
走れるって いいですね。
その日曜の夜は 昨年から始った 田町の貴田乃瀬さんにて
日本酒の会 を開催しました。
この会は 私の方であらかじめ用意するお酒をセレクトし
親方には、その酒と見事にマッチするお料理を一品ずつ
提供していただくという趣向です。
ネット等で告知をする前に、口コミの段階で定員一杯となってしまい
ご案内できなかった皆様には本当に申し訳ありません。
4時半に貴田乃瀬さんに入り、テーブルセットなどを準備。
グラス類はすべて貴田乃瀬さんのものを使用させていただきました。
頻繁に酒の会をやっていらっしゃるので、手慣れたものです。
乾杯の酒 をワイングラスに取り分けるのは、うちの息子。
今回も裏方に徹してくれました。
6時となり 酒宴のスタートです。
乾杯の酒は 阿櫻 Sparkling 特別純米無濾過生原酒
合わせるお料理は ピータンとバナナ・柿のソースがけ
阿櫻は滓もそのままに密栓で瓶詰めしたスパークリング純米酒で
辛口のシュワシュワタイプ。 いきなりピータンか・・ と軽いパンチを
いただきましたが、スイートな柿のソースにまとわれ、“お米のシャンパン”
との相性も抜群でした。
続いてのお料理は しめ鯖 たまり醤油洗い・黒ごまあえ
お酒は 鶴齢 純米生原酒 しぼりたて
しめ鯖に たまり醤油洗い・黒ごまあえ といくつもの手を施す
ことで、新酒生原酒とも伍するメニューとなり、鶴齢は鶴齢で
生原酒ですが、軽やかな口当たりの香り控えめのしぼりたて。
適度な酸がうまく締めてくれました。
3番目のお酒は 富士正 純米 生原酒
【日本酒度】 マイナス6 【酸度】 2.3 【アミノ酸度】2.0 という
白ワインのような酸をイメージして 別誂えで醸されたお酒。
対するお料理は 牛リブの炙り・ニンニクソース
ワイン会に出ても良いくらいのメニューですが
ニンニクを醤油で下味してあり、そこが対日本酒
ということでしょうか。
富士正 初めて仕入れましたが、なかなかユニークでいい酒です。
4番目のお酒は 志太泉 吟醸 鑑評会出品酒
今年の県の鑑評会で入賞したお酒で、香りは穏やかですが
含むと、たおやかに広がる旨み。 軽やかな酸を感じながら
綺麗に切れていきます。
合わせるお料理は さつま芋の海苔巻きフリット・トリュフ塩
さつま芋の甘さが 海苔の風味とトリュフ塩に絡み合い
志太泉の控えめな個性がここでは引き立てる役割を
果たしていました。
5番目のお酒は 鯵ヶ沢 純米吟醸
ガツンと練れた旨みの1本。
お料理は 鯛のカマ・ブイヤベース風
白身の上品な舌触りの鯛が、ごぼうが効いたブイヤベース風に
仕込まれ、青森の地酒と見事にマリアージュしました。
ここまで 5品のお料理とお酒が出たわけですが、まだ折り返し地点。
お客様の中には、もう酔い酔い という方もいらっしゃいましたが
時間をかけてゆっくりと飲み食す。そして水をしっかりと摂ることで
後半に臨みます。
お客様の様子
後半のお酒は 燗酒です。
鯉川 純米吟醸 亀治好日 を45℃の上燗にてお出ししました。
米の旨みが広がる燗上がりのするお酒に、お料理は
ぬた・プルーンの酢味噌
ただの酢味噌和え でないところが貴田乃瀬さんらしいのですが
燗酒にはぬたでしょ・・と言わんばかりのメニューでした。
7番目は 三つのサーモンのテリーヌ
お酒は 蓬莱泉 純米大吟しぼりたて
今回のお酒の中で一番香りの華やかなタイプです。
お料理は三つのサーモンの味が彩るテリーヌ。
晩餐をリセットする力を感じる お料理とお酒の出会いでした。
8番目のお酒は 本日の最高峰
初亀 中汲み大吟醸
この透明感と存在感はすごいです。
お料理は 丸抜き大根と海老流し 酒粕と昆布あん
直球勝負の本格和食 ですが、新酒酒粕の風味が出すぎず引かずの
良い塩梅で効いています。
この取り合わせは最後を飾るに相応しいものとなりました。
もうこれで皆さん 十分に堪能されたわけですが、
更にお酒もお料理もデザートの時間となります。
えっ もなか?
そうなんです。 酒粕を混ぜたあんこの最中
あんこに酒粕が練られています。
その酒粕は このお酒の酒粕
白隠正宗 河津桜酵母 純米吟醸
粕歩合70% という驚異の純米吟醸。
アル分10%ですが、決して軽くなく、酸味がとてもやわらかく
綺麗なスイート感が際立つお酒。
デザートにまで、お酒と料理のコラボが実現したわけです。
まとめます。
この日のお酒とお料理ラインナップ
右から提供順に
阿桜スパークリング特別純米無濾過
ピータンとバナナ・柿のソースがけ
鶴齢 純米生原酒しぼりたて
しめ鯖 たまり醤油洗い・黒ごまあえ
富士正 純米生原酒
牛リブの炙り・ニンニクソース
志太泉 吟醸 鑑評会
さつま芋の海苔巻きフリット・トリュフ塩
鯵ヶ沢 純米吟醸
鯛のカマ・ブイヤベース風
燗酒 鯉川 純米吟醸 亀治好日
ぬた・プルーンの酢味噌
蓬莱泉 純米大吟しぼりたて
三つのサーモンのテリーヌ
初亀 中汲み大吟醸
丸抜き大根と海老流し 酒粕と昆布あん
白隠正宗 河津桜酵母
酒粕を混ぜたあんこの最中
日本酒教室の生徒さんで、私の大学の先輩でもある
Sさんに中締めのお言葉をいただきました。
親方にも御挨拶を頂戴しました。
12月の繁忙期に、手のかかる仕事を受けていただき
奥様も含め、こころより感謝申し上げます。
そして、ご参加いただいた皆様。
お楽しみいただけましたでしょうか。
主催者の意図をご理解いただき、日本酒の世界が
より一層深まれば幸いです。
更に 仕込み水を提供して下さった 初亀醸造さん
酒粕を送って下さった 高嶋酒造さん
深く感謝申し上げます。