開運見学会 前半・土井酒造場にて

静岡酵母

2017年01月30日 15:38

2017年1月29日 日曜日 恒例の開運蔵見学会を
晴天の暖かな日差しの下、今年も開催いたしました。


バスは定刻通り 10時に出発。
一番最後に乗られた方は地元掛川在住で、走ってお越しになりました。
左上方に見えるのがこの日の昼食会場 掛川グランドホテルです。


今年も55人の定員一杯での運行。車中にてお蔵での注意事項などを
説明させていただき、20分足らずで到着です。


お蔵では 土井会長 土井社長 榛葉杜氏 のお三方がお出迎え。
まずは 社長のご挨拶から。


続いて 榛葉杜氏のご挨拶。
お忙しい時期に大勢で押しかけ 恐縮です。


見学者の皆さんを3つのグループに分け、順に蔵内を見ていただきます。
最初に利き酒テストにチャレンジしたのは、C班の皆さんです。


本醸造酒  本醸造生酒  純米酒兵庫山田錦  純米酒静岡山田錦 
の4種類のお酒をまず利いていただき、同じ酒はどれかを利き当てる
というおなじみのテストです。 今年は少し難度を高くしました。 


B班は 榛葉杜氏のご案内で蔵内を巡ります。
まずは 精米機のある精米室にて。


この季節は四六時中稼働しており、例えば60%精米の玄米は20時間以上
40%精米になると、60時間以上かかるそうです。


精米室の隣では精米後のお米が乾燥のため保管されています。
40%精米の山田錦を見学者にじっくりと見てもらいます。


この玄米が40%精米すると、こんなにも真っ白にまん丸くなるのです。


そんな見学者をよそに、蔵人さんは洗米のための米をせっせと
カゴに居れます。


米洗いは、一定時間水が落ちることで、更なる精米が可能となる
開運さんならではの 優れもの洗米機で。


この作業を見れるのは、冬場の一時期 一日の決まった時間だけ。
今年もじっくりとご覧いただきました。


洗米が済んだ山田錦は、作業場にて干します。
明日の早朝に行われる蒸しのために。


その蒸しが行われるのが この釜場です。
実際に蒸される様子は早朝に来ないと見ることができません。


今年も麹室に入れていただきました。これはとても貴重な体験なんですよ。
とバスの中でしっかりと “啓蒙” しておきました。


麹菌が根付きはじめた米 これが 麹米になるのです。


この時期は仕込みがありませんが、大吟醸クラスは
麹蓋(こうじぶた)にて一升ずつ丁寧に細かく麹が造られます。
そんな説明をされる 榛葉杜氏。


続いては 酒母室 酒のもとを造ります。
香りはややバナナのよう。


醪タンクの部屋です。
ここにあるのはすべて純米吟醸のモロミ。
明日搾る予定のタンクもあります。


そして 槽場(ふなば)
ヤブタ式の機械が純米を搾っていました。


こちらは 大吟醸以上のお酒を搾る 槽です。
この時期は搾りがありません。


正真正銘の搾りたての試飲を杜氏さんに所望したところ
タンクの酒はすでに詰められたようで、最後の責めの部分を取ってある
容器からの試飲となりました。 搾りの最後の最後の部分です。


皆さんに少しずつ味わっていただきました。フレッシュではありますが
瓶詰め後の最後の責めともなれば、さすがにキリキリの辛口でした。


最後は 大吟醸、純米大吟醸用の750キロタンクのモロミ室です。
まだ 発酵が始まったばかりです。


順にのぞいていただき、この日の見学は終了です。







門の前で恒例の記念写真を撮り、お蔵をあとにしました。
杜氏さん 蔵人さん お忙しい中ありがとうございました。

次はお待ちかね昼食会です。





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