白隠正宗と蕎麦を楽しむ会

静岡酵母

2009年10月06日 00:20

日曜夜は 手打ち蕎麦 一 さんにて
白隠正宗と蕎麦を楽しむ会を開催しました。



お客様は全部で23名。
高嶋酒造さんから、高嶋蔵元にもお越しいただき
白隠正宗をたっぷりとご用意。

この会のことは、ブログで8月の半ばに告知させて
いただきましたが、10日ほどで満杯になりました。

当日は4時半にお酒と酒器の搬入を行い、まずは
テーブルのセットから。



高嶋さんや私達夫婦を入れると、全部で26名にも
なるのですが、なんとか配置完了。

お酒の準備も万端です。


あとは、お客様を待つだけ。

午後6時 何人かのお客様から、場所が判らないと電話が
かかってきましたが、なんとか全員揃い、まずは高嶋さんの
ご挨拶から。



彼は今年31歳。まだ若いですが、白隠正宗の杜氏でもあり
高嶋酒造の社長でもあるのです。
非常に落ち着いた感のある熱血漢、そして優しい。



蔵の歴史と造りのポリシーについて、丁寧に説明いただきました。
続いて、一の店主 竹内一平さんのご挨拶。



彼も、蕎麦を語らせたら とても熱い。
日曜夜は定休日ですが、この日は特別営業。感謝。


では、高嶋さんの乾杯の音頭で開宴です。

最初のお酒は

白隠正宗 純米大吟醸斗瓶 20BY 1.8L 8400円
なかなかストイックな味わいの斗瓶取りです。高嶋酒造さんは
鑑評会用のお酒もすべて純米。もちろん、チャレンジするのは
県の鑑評会オンリー。全国や名古屋には出品しません。
あくまでも、静岡の酒造りにこだわりをみせます。

最初の料理は

珍味プレート
(豆腐、柿バター、白えび、ホタルイカ沖漬け
塩うに、豆腐味噌漬)

二番目のお酒は
白隠正宗 山廃純米ひやおろし20BY 1.8L 2940円
ほのかな甘みが、食欲を喚起します。

お料理は 蕎麦の実雑炊

冷し雑炊ですが、蕎麦の実の歯ざわりが印象に残りました。

続いてのお酒は
白隠正宗 少汲水純米 20BY 1.8L 2310円

ぬる目の燗にして提供しました。マイルド感が増幅され、なかなか
好評でした。


少汲水純米 について語る 高嶋さん。

白隠正宗 少汲水純米 19BY が1本だけ残して
あり、これは常温でお出ししたのですが、複雑な味わいがこのお酒の
魅力でもあり、20BYとの違いを認識できました。


お料理は 山芋そうめん  
山芋が まさに素麺のような姿なんですが、独特の食感は
やはり山芋。


続いて 茶碗蒸し  

本日唯一の生酒が
白隠正宗 純米生原酒 誉富士20BY 1.8L 2940円

誉富士について、高嶋さんに解説をお願いしました。
静岡県産の酒造好適米で、まだまだ収量が少ない米ですが
白隠正宗の個性にマッチするので、今後も続けていきたいとのこと。


この しゃもじに乗って出てきたのは そば焼き味噌。
ほどよい味噌の甘さと、蕎麦の旨みが 香ばしさを伴って
楽しめます。これ酒に合います。

白隠正宗 山廃純米大吟醸雄町20BY 1.8L 4620円
一杯で満足してしまう酒ではなく、杯の進む純米大吟として
人気のお酒です。


調理場では、鴨そばつゆ蒸し の準備が。
そして出てきたのがこれ。

歯ごたえのある鴨が、雄町の酒とよく合いました。

白隠正宗 純米大吟醸雄町 19BY も、特別にご用意。
飲み比べたところ、19BYにやや複雑な味わいが加味されていました。


料理は 揚げ蕎麦あんかけ。 

いよいよ お酒は最後の一品。
白隠正宗 純米大吟醸斗瓶 19BY 1.8L 8400円   
20BYより、こちらの方が味に深みがあり、私は好きです。


料理は 原木マイタケ天ぷら この天ぷら つゆより、塩がいい。
酒のつまみとしても、最高。

本日のお酒 ラインナップ

左は 白隠正宗の仕込み水。今回もたっぷりとご用意しました。


最後は 十割そば で締めます。
歯ごたえがあり、汁も濃い目だが、実に美味しい。


高嶋さんは、各テーブルで参加者の皆さんとお話を。
今日もたくさん飲みました。

白隠正宗と蕎麦を楽しむ会 これで完結です。
ご参加いただいたお客様 ありがとうございました。
次回は未定ですが、また開催したいと思います。


高嶋くん お疲れ様でした。またやろうね。

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