山城屋アルチザン
馬込川沿いの桜が満開で、まだまだ楽しめそうです。
桜の下をゆっくりと走るのがこの季節の醍醐味。
モチベーションが上がります。
さて このブログでは各地の日本酒をご紹介していますが
当店としては初めてのお蔵から入荷したのは
新潟県は長岡市の 越銘醸株式会社さんの1本です。
私は新潟の有名銘柄を後にも先にも追っかけたことが無いので
『越の鶴』 は知っていますが 『山城屋』 は全く存じ上げない銘柄。
いくつかのブランドを有し限定流通させるのがこの業界の
昨今の潮流ではあるのですが、今回のお酒は その山城屋
ではなく 言わば “山城屋のスピンオフ” のような存在で
広島のコンセプトワーカーズコレクションのオリジナル酒となります。
これが辛すぎず甘くもなく、技術力の高さと
確かな味わいを感じさせる佳酒でした。
◆山城屋 “アルチザン” 純米吟醸 おりがらみ生 5BY
アルチザン とは フランス語で職人のこと。
地元の自然の恵みを素直に引き出し
1本のお酒に表現するということで
「大地を醸すアルチザン(職人)」
というコンセプトから命名されたそうです。
新酒のおりがらみ生酒ですが
滓の量はごく少なくほのかに見受けられる程度。
香りは花の蜜やバナナ、ライチのような
上品なニュアンスを感じます。
口に含んだ瞬間のガス感がフレッシュな印象を与え
それが辛さとして伝わりますが
同時にふっくらとした旨みも広がり
柑橘を思わす繊細な酸味が全体の骨格をつくっています。
決して派手なお酒ではなく、落ち着いた中に
さりげない色気を漂わせるその味わいは
和食のみならず洋食との相性も良い仕上がり
と言えましょう。
新しいお酒は注文数が削られて入荷するのが
いつものことですので
興味のある方はお早めにお買い上げ下さい。
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