山城屋アルチザン

静岡酵母

2024年04月11日 16:30

馬込川沿いの桜が満開で、まだまだ楽しめそうです。

桜の下をゆっくりと走るのがこの季節の醍醐味。

モチベーションが上がります。



さて このブログでは各地の日本酒をご紹介していますが

当店としては初めてのお蔵から入荷したのは

新潟県は長岡市の 越銘醸株式会社さんの1本です。

私は新潟の有名銘柄を後にも先にも追っかけたことが無いので

『越の鶴』 は知っていますが 『山城屋』 は全く存じ上げない銘柄。

いくつかのブランドを有し限定流通させるのがこの業界の

昨今の潮流ではあるのですが、今回のお酒は その山城屋

ではなく 言わば “山城屋のスピンオフ” のような存在で

広島のコンセプトワーカーズコレクションのオリジナル酒となります。





これが辛すぎず甘くもなく、技術力の高さと

確かな味わいを感じさせる佳酒でした。


◆山城屋 “アルチザン” 純米吟醸 おりがらみ生 5BY

アルチザン とは フランス語で職人のこと。

地元の自然の恵みを素直に引き出し

1本のお酒に表現するということで

「大地を醸すアルチザン(職人)」

というコンセプトから命名されたそうです。

新酒のおりがらみ生酒ですが

滓の量はごく少なくほのかに見受けられる程度。

香りは花の蜜やバナナ、ライチのような

上品なニュアンスを感じます。

口に含んだ瞬間のガス感がフレッシュな印象を与え

それが辛さとして伝わりますが

同時にふっくらとした旨みも広がり

柑橘を思わす繊細な酸味が全体の骨格をつくっています。

決して派手なお酒ではなく、落ち着いた中に

さりげない色気を漂わせるその味わいは

和食のみならず洋食との相性も良い仕上がり

と言えましょう。

新しいお酒は注文数が削られて入荷するのが

いつものことですので

興味のある方はお早めにお買い上げ下さい。

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