MID-FM761「むつみのSuper Tuesday!」を聞いて

静岡酵母

2014年07月02日 09:55

昨晩 8時からの MID-FM761 聞かれましたか?

「むつみのSuper Tuesday!」 という番組名だったので

MCとなるパーソナリティは てっきり女性かと思いきや

男性でした。

鋭くも、時にとぼけた突っ込みがエッセンスとなり

面白いトーク番組だと感じましたね。

この日のテーマは 國酒 たる日本酒。

ゲストに 3人の大学教授を交え、それぞれが持ち込んだ

お酒を嗜みながらの番組生進行。

でも、そこは社会的地位のある皆さんですから、ジョークを

かましながらも 大きく逸脱することなくトークは進みます。

最初に紹介されたのは 日本で一番古い酒蔵と言われる

茨城県の須藤本家さんの 郷乃誉(どの酒かは不明)

味の特徴を述べても、美味しい不味いは言わないのは

番組の不文律なのでしょうか。

家訓を例に 環境を大切に870年続いている蔵のすごさを

説明。 現在の当主が なんと55代目とか。


次に紹介されたのが、愛知県は知多半島の蔵 原田酒造さん

の純米吟醸 平洲さん。

このお酒をきっかけに、地元の人が地元の酒を飲まない現状を

憂慮。 特に愛知県はその傾向が強いとか。

実は静岡県もかつてそうだったわけですが、識者の皆様の

見解では、静岡は かなり頑張っているとか。

それは、JRのキヨスクなど、構内の売店で如実とか。

音楽は 佐藤宣之先生のリクエストで3曲かかりました。

安田成美で 風の谷のナウシカ
 (佐藤先生が大学の頃の想い出の曲ということは私より10若い)

ダニエル・ビダルで オーシャンゼリゼ(懐かしい)

そして Idina Menzel で Let It Go

二曲目の オーシャンゼリゼ は、獺祭がパリのシャンゼリゼの

ど真ん中に、直営店を出す話題へとつながりました。

日本酒の価値観の逆輸入 そして料理とのマッチング

についての見解です。

そして 旭酒造の成功例を引き合いに、

伝統は革新の邪魔をする  という別の視点での解説も。

伝統を守ることと 伝統を打ち破ることは 二律背反のようで

実はどちらも大切な側面を有している ということでしょうか。

そんな話題で進められた番組も、あと2分。

佐藤先生が わざわざ新幹線を降りて当店でケットされた

お酒が紹介されずに終わるのか・・・とヤキモキしていたら

最後の最後で やっとその話題になりました。

佐藤先生が持ち込まれたのは このお酒です。



◆國香 純米吟醸 中汲み



パーソナリティ氏は  こっか  と間違って読みました。(笑)

佐藤先生が 日本酒 特に地酒に目覚めるきっかけと

なったお酒が 國香なんです。

ちょうど 今の当主 松尾晃一さんが蔵に入り造りを

始めた頃です。

それは、私が 國香を取扱い始めた時期とも一致します。

國の香り とは まさに国酒に相応しい命名。

あっと言う間の1時間でしたが、実に内容のあるウイットの

効いた番組でした。

火曜の夜は 呑みに行けそうもありません。

MID-FM761「むつみのSuper Tuesday!」 



関連記事