今日のラヂオは、本格焼酎の 常圧蒸留と
減圧蒸留の違いについて、
麦焼酎つくしの白と黒を試飲しながら、解説しました。
これは はっきり言いまして、お酒の講座を
やっているぐらいですから、お手の物です。
で、音楽の話題になり、イタリアのトランペッターの
ハードバップなアルバムから一曲という段で
パーソナリティの赤堀さんから
『ハードバップ って何ですか?』 という質問が出ました。
むむ 生本番で私に ハードバップの説明をしろってかい・・
ディレクターに あと15分時間もらえる? と言うと
ダメです。 と はっきりと断られてしまい、仕方なく
持てる知識で簡潔に ご説明を。
ハードバップとは 簡単に言うと
1950年代にはじまったジャズの演奏スタイルで、ビバップの進行形。
でも これだと ビバップの説明をしなければ、ハードバップに
行き着けません。
そこで、ビバップの解説から 延々と始めました。
ビバップとは
それまでビッグバンドで毎晩ダンスの伴奏をやっていることに
飽きてしまった先進的なミュージシャン達が、短いテーマを演奏した
後にコード進行に沿ってアドリブ演奏を繰り広げるという新たなスタ
イルが生まれ、これがビ・バップの特徴。
つまり、スイングジャズのようなダンスの伴奏のための音楽から
曲とアーティストのアドリブを楽しむという、鑑賞用の音楽へと
発展したのです。
で、1950年代になると、演奏者はそれまでのビバップのスタイルに
飽き足らず、曲のコードをより細かく分けたり、テンポを速くして演奏を
より複雑にするようになってきます。
そうしたスタイルをハードバップと言うんですね。
でもこれらは、リスナーの側の理屈であって、演奏者は
自分の演っている音楽がハードバップだ と思ってプレイは
していなかったでしょうね。 しょせん後付の説明です。
ああ しんど。
実際には、途中詰まったりして、しどろもどろになりかけ
ましたが、果たして リスナーの皆さんに伝わったでしょうか。
ラヂオは 戦いだ (笑)
ラヂオで流した Moontrane はないけど
アルバム2曲目の Woman's Glance はこちら