超辛口酒2種 上喜元と龍力
今朝ランは久しぶりの佐鳴湖
大回り1周7キロをキロ6分切りで。
日曜は防災訓練につき土曜日ランとしました。
朝方は寒い と言っても まだまだ本格的な冬
には程遠く 寒くなるのはこれからでしょう。
そして 11月も本日で終わりいよいよ師走です。
連日の如く 新酒しぼりたてが入荷していますが
本日ご紹介するのは 短期熟成の生酒です。
どちらも日本酒度が +11 と +16
数字だけ見ると 確かに超辛口ですが
ただ辛いだけのお酒ではありません。
どちらのお蔵も いわゆる名門老舗蔵の
“スピンオフ オリジナル酒”
ですから 中身もラベルも ひとひねり してあり
飲み手を納得させる1本です。
まずは 山形県の上喜元 から。
超辛口なのにモダン そして 純米大吟醸
波乗りならぬ「味乗り」ジョーキゲン
◆上喜元 波乗りジョーキゲン モダン超辛口
冷蔵熟成により旨味が引き出された無濾過生原酒。
「これ本当に+16なの?」と疑うぐらいのアタックの甘み
つまり味わいの厚みを感じたかと思ったら
ミドルから後半にかけてビビットくる刺激的な辛さと
味わいの広がり少ないままにズバッと切れる後口は
やはり超辛口と感じさせる起伏の富んだ味わいです。
このシリーズ 通常の上喜元とどう違うの?
という問いに答えるべく開発された商品ですが
上喜元の枠をはみ出さないという前提での
超辛口なのにモダンな純米大吟醸となる
完全オリジナル商品です。
和梨を思わすような控えめな香りで、食事の邪魔をしません。
無濾過生原酒ですので、嫌味のない微量のガス感が残っており
フレッシュな印象と起伏に富んだ刺激的な味わいは
確かに飲み飽きしない上質の1本です。
そしてもう1本は 播州にある山田錦の本場に位置する蔵
本田商店さんの低精白とは思えないクリーンさ
これぞ正統派超辛純米と言える1本です。
◆龍力 正統派 超辛純米酒 生酒
この蔵のすごいところは原料米の85パーセントに
山田錦を使用し、しかも最高品質と言われる
兵庫県特A地区の山田錦だけを原料米としていること。
兵庫県という地の利をフルに生かした
他の蔵元からすると
うらやましいかぎりの蔵元であります。
その兵庫県産特A地区山田錦の特徴を生かした
酒造りへの思いを尊重しあえて磨かず(80%精米)
日本酒度+16 と「超辛口」に仕上げた純米酒。
香りは青メロンや白ブドウ、ライチのような爽やかさと
バナナや白玉のようなふくよさがの共存がみられます。
含むと一発でわかることですが
甘みの要素をほとんど感じないのです。
すっと入ってきて、ストンと落ちるように引いて
ジワーと余韻が広がるまさに男酒。
同時にそのクラシック感は龍力の個性そのもの
と言えるでしょう。
辛口好きにはたまらない1本に仕上がっております。
どちらのお酒も しぼりたてとは違う落ち着いた味わい。
辛さと絶妙の旨みを堪能できます。
是非 お試しください。
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