白露垂珠 改良信交44
酷暑が続きます。
私はだいたい店番ですので、基本 外には出ないのですが
たまに用事で出ると暑いのなんの・・・
体温越えが当たり前という今の真夏の気象は
確かに異常に思えますが それに慣れていくしかないのでしょう。
そしてこんな暑い日でもビールではなく日本酒が売れる
という酒屋ビジネスも 昔では考えられないことかもしれません。
さて直近で入荷したこのお酒
ラベルデザインも洗練されているし
中身の酒質も オリーブオイルたっぷりのイタリアン
フレンチなら前菜にぴったり かもしれません。
◆白露垂珠 純米大吟醸原酒 改良信交44
改良信交とは純米吟醸や純米大吟醸クラスに
醸造適正の高い米で、酒質の魅力をふんだんに発揮する
山形県初の酒造好適米。
このお酒はその改良信交を44%まで磨き
じっくりと醸された上質の1本です。
メロンのような果実香は決して派手ではなく
落ち着いた芳香をグラスから漂わせます。
含むと原酒とは思えないすっきりとした口当たりで
端正な味わいが特長的。
甘いか辛いかと問われれば日本酒度-3
にもかかわらず酸がきっちりと味を締め
舌の奥に残すかすかな苦味は
やや辛口にシフトしていることを認識します。
マイルドな旨味と軽快な奥行きを合わせ持ち
後口のキレは抜群で和食はもちろんのこと
イタリアンやフレンチ前菜にも合わせていただきたい
ふくよかな美酒です。
是非お試しください。
さて 先日お隣愛知県の奥三河へドライブしました。
最近話題の 豊橋鉄道田口線廃線跡に残る隧道
いわゆるトンネルを通り 苔むしたプラットホーム
三河大草駅を見てきました。
ここは4年ほど前 NHK BSの番組 こころ旅で
火野正平が訪れたことでご存知の方も多いと思います。
この旧田口線は 旧国鉄本長篠駅を起点に
三河田口まで通ずる22.6キロの私鉄路線で
昭和43年に全面廃止された鉄道です。
レールのたぐいはまったく残っていませんが
24か所あるトンネルは 生活道路になっている所もあれば
通行止めになっているところなど、ほぼそのままの形で
残っていたりして 昭和にタイムスリップ出来ます。
昭和初期に掘られたためか 天井部分に手堀りの
痕跡がそのまま残っていたり、
電車ならではの電線を繋ぐガイシが残っていたりと
みどころ満載でした。
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