大典白菊 サンライズ スカイブルー
本日ご紹介するお酒は
岡山県高梁市にある 白菊酒造株式会社さんの
大典白菊 です。
高梁(たかはし) 市は 岡山県の中山間部
いわゆる 備中と言われる地域で
備中松山城は 江戸時代以前に建造された天守が
現代に残っている12城の一つとして有名です。
そして 白菊酒造さんは創業138年になり
小仕込みのクォリティの高い酒造りに邁進されています。
そんなお蔵から届いたのは
みずみずしいラフランスのような上質の味わいの1本です。
◆大典白菊 サンライズ スカイブルー
1801酵母と9号酵母のブレンド。
洋梨やイチゴ、桃のような香りを感じガス感はありませんが
口当たりは初々しい印象で、つるんとしたみずみずしい味わい。
おりがらみ生に比べ、少し穏やかで優しい印象の飲み口で
中味にラフランスやデリシャスリンゴのような香りが広がり
後口にグッとアルコールの締まりを感じるメリハリのある味わいです。
まるでフルーツジュースを飲んでいるかのよう。
程よい旨味とスーと消える引きの良さが特長の1本は
よく冷やしてお楽しみいただくのがベストかと思います。
さて 日月と連休をいただきましたが
今回は岡山県の海と山を堪能してきました。
別に 海水浴と山登り をしたのではなく
小雨降る中 瀬戸内海の小島 と
山間部の秘境の隧道を巡りました。
1日目は 北木島という島にフェリーで行き
そこは花崗岩の産出と加工で栄えた島で
古くは大阪城の石垣 近年では
旧日本銀行本店、明治神宮、靖国神社の大鳥居など
で使われた石を産出したところです。
現在も稼働している石切り場 北木石の丁場
を見学したのですが
写真のように迫力のある現場でした。
他にもかつて採石場だったが今は使われていないところも。
湖のようになっていますが、元々は水は無く
長い年月で雨水が溜まり時々オーバーフローするとか。
ちなみに この島の出身者が 千鳥の大悟だそうです。
余談ですが この島には昭和30年代後半に閉鎖
となった古い映画館 光劇場の建物が残っており
映写機などもそのまま残されていました。
この椅子 幅が狭くてキチキチでしたが
昭和の匂いがプンプンとする場所です。
見学できるようにしたのが10年前で
それまでの50年間 壊されずに残っていたのは奇跡です。
2日目は 高梁市の島木川沿いの素掘りの隧道です。
大正8年に2年をかけて羽山渓の岩盤を切り抜いて
出来た隧道 いわゆるトンネルは
生活道路として利用されたようです。
巨大な岩盤をのみやドリルでほぼ手彫りした跡は
ダイナミックな景観でした。
最後に訪れたのは 勝山の古い町並みの散策。
そこに酒蔵があるとはつゆ知らず入ったのは
御前酒 の 辻本店さん。
そこでしか買えない という
御前酒等外雄町50生氷温熟成酒を
帰りの新幹線で堪能しました。
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