もち鰹 と 地酒工房おり酒

静岡酵母

2008年04月22日 00:36

納品先の大将に、もち鰹をいただきました。



酒屋の役得です。

で、昨晩のおかずは、これもいただきものの 筍とわかめの煮物。



もらいもので2品をまかない、奥さん大喜び (笑)
 
もち鰹とは

 同じ群れの鰹の中に何割か含まれる個体で、
 漁獲後4ー5時間以内の死後硬直が始まる前に生食すると、
 生もちの様な独特の弾力性を持つもの。


つまり、もち鰹を食するのは産地の近くに住む特権なんです。

どれだけ冷蔵設備と物流が進歩しても、もち鰹だけは

都会では食べられません。

鰹は常に時速60~80キロで泳ぎ続けないと窒息死

してしまう魚で、その環境を人工的に作れると言うなら

話は別ですが、まず無理でしょうね。

で、お味ですが、モチモチとした食感で独特の歯ざわり。

脂分はほとんどなく臭みもありません。

一切れを食いちぎれないので、一気に食べないといけません。

もち鰹を食べてしまうと、そうでない鰹が物足らなく

感じてしまうので、やっかいです。

この日は休肝日にしようと思っていたのですが、せっかくの

もち鰹ですから、やはり日本酒がないと始まりません。

合わせるのはもちろん、静岡県のお酒でしょう。

入荷したばかりのグッドな一本がありました。



◆小夜衣 地酒工房純米おり酒

香りは“米ジュース”のようで、口にするとキリリとした辛口

という、ちょっと変わったおり酒です。

炭酸ガス成分はほとんど感じません。

純米大吟醸クラスのおりから、純米酒のおりまで

精米歩合にして40~60%精米の純米酒の

おり入り生原酒となります。

もち鰹との相性は、悪くないですね。

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