もち鰹 と 地酒工房おり酒
納品先の大将に、もち鰹をいただきました。
酒屋の役得です。
で、昨晩のおかずは、これもいただきものの 筍とわかめの煮物。
もらいもので2品をまかない、奥さん大喜び (笑)
もち鰹とは
同じ群れの鰹の中に何割か含まれる個体で、
漁獲後4ー5時間以内の死後硬直が始まる前に生食すると、
生もちの様な独特の弾力性を持つもの。
つまり、もち鰹を食するのは産地の近くに住む特権なんです。
どれだけ冷蔵設備と物流が進歩しても、もち鰹だけは
都会では食べられません。
鰹は常に時速60~80キロで泳ぎ続けないと窒息死
してしまう魚で、その環境を人工的に作れると言うなら
話は別ですが、まず無理でしょうね。
で、お味ですが、モチモチとした食感で独特の歯ざわり。
脂分はほとんどなく臭みもありません。
一切れを食いちぎれないので、一気に食べないといけません。
もち鰹を食べてしまうと、そうでない鰹が物足らなく
感じてしまうので、やっかいです。
この日は休肝日にしようと思っていたのですが、せっかくの
もち鰹ですから、やはり日本酒がないと始まりません。
合わせるのはもちろん、静岡県のお酒でしょう。
入荷したばかりのグッドな一本がありました。
◆小夜衣 地酒工房純米おり酒
香りは“米ジュース”のようで、口にするとキリリとした辛口
という、ちょっと変わったおり酒です。
炭酸ガス成分はほとんど感じません。
純米大吟醸クラスのおりから、純米酒のおりまで
精米歩合にして40~60%精米の純米酒の
おり入り生原酒となります。
もち鰹との相性は、悪くないですね。
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