2013年08月05日13:02
富士自慢≫
カテゴリー │酒
富士自慢 という銘柄の日本酒をご存知でしょうか。
磯 ではありません。 富士 です。
今から23年前の1990年 富士自慢 を醸造していた
御殿場市の三嶋屋本店さんは廃業されました。
その4年ほど前までは、御殿場には 『富士』という銘柄の
富士一酒造。 『富士戎』という銘柄の山中兵右衛門商店
という蔵もあり、全部で4つの酒蔵があったのです。
そして、今も変わらず御殿場市で製造販売を続けているのが
金明を醸す 根上酒造店さんです。
ちなみに、富士自慢の三嶋屋本店は、開運の名杜氏
故波瀬正吉さんが酒造りの道を歩み始める最初の蔵で
その後 能登の蔵で蔵人頭になり、昭和43年に土井酒造場
で杜氏となられたという歴史があります。
一番左が波瀬さんの若かりし頃
でも 今回ご紹介する 富士自慢 と 波瀬正吉さんとは
何の関係もありません。
金明の根上酒造さんと、廃業した三嶋屋本店さんは親戚関係
にあり、富士自慢の銘柄は、根上さんが長く保持されていました。
そして今年 富士山が世界遺産登録を果たしことで、富士の名を
冠した富士自慢が 根上酒造店により復活したというわけです。
と、ここまでの話だと、観光用のラベル優先商品のようにも思えますが
中身を飲んでご紹介するのが、かたやま酒店の身上ですから、単なる
ラベル商品ではないことを付け加えておきます。
中身のご紹介です。
麹米は、広島の酒造好適米 八反錦を50%精米したものを使用。
掛米は 地元御殿場産の 若水を55%精米。
酵母は静岡NEW-5
純米吟醸規格ですが、無濾過特別純米 として 720ml 1500円
での発売です。今回は 720mlだけとなります。
香りは、とても穏やかで清楚。
口に含むと、艶やかな旨みと練れた風味が同居しているのが感じ取れます。
鼻に抜ける香りは、穏やかな中に厚みのあるミネラル香。
余韻は、かすかな酸を残しながらゆっくりと切れていきます。
無濾過と言えども生酒ではなく、一回火入れですから、全体的にゆるやかな
トレースを残す佳酒と言えるでしょう。
一度お試しください。
◆富士自慢 無濾過特別純米酒
磯 ではありません。 富士 です。
今から23年前の1990年 富士自慢 を醸造していた
御殿場市の三嶋屋本店さんは廃業されました。
その4年ほど前までは、御殿場には 『富士』という銘柄の
富士一酒造。 『富士戎』という銘柄の山中兵右衛門商店
という蔵もあり、全部で4つの酒蔵があったのです。
そして、今も変わらず御殿場市で製造販売を続けているのが
金明を醸す 根上酒造店さんです。
ちなみに、富士自慢の三嶋屋本店は、開運の名杜氏
故波瀬正吉さんが酒造りの道を歩み始める最初の蔵で
その後 能登の蔵で蔵人頭になり、昭和43年に土井酒造場
で杜氏となられたという歴史があります。
一番左が波瀬さんの若かりし頃
でも 今回ご紹介する 富士自慢 と 波瀬正吉さんとは
何の関係もありません。
金明の根上酒造さんと、廃業した三嶋屋本店さんは親戚関係
にあり、富士自慢の銘柄は、根上さんが長く保持されていました。
そして今年 富士山が世界遺産登録を果たしことで、富士の名を
冠した富士自慢が 根上酒造店により復活したというわけです。
と、ここまでの話だと、観光用のラベル優先商品のようにも思えますが
中身を飲んでご紹介するのが、かたやま酒店の身上ですから、単なる
ラベル商品ではないことを付け加えておきます。
中身のご紹介です。
麹米は、広島の酒造好適米 八反錦を50%精米したものを使用。
掛米は 地元御殿場産の 若水を55%精米。
酵母は静岡NEW-5
純米吟醸規格ですが、無濾過特別純米 として 720ml 1500円
での発売です。今回は 720mlだけとなります。
香りは、とても穏やかで清楚。
口に含むと、艶やかな旨みと練れた風味が同居しているのが感じ取れます。
鼻に抜ける香りは、穏やかな中に厚みのあるミネラル香。
余韻は、かすかな酸を残しながらゆっくりと切れていきます。
無濾過と言えども生酒ではなく、一回火入れですから、全体的にゆるやかな
トレースを残す佳酒と言えるでしょう。
一度お試しください。
◆富士自慢 無濾過特別純米酒