貴田乃瀬・酒の会 開催しました。

静岡酵母

2019年12月23日 23:19

2019年12月21日、22日 と二日連チャンで

浜松の居酒屋 貴田乃瀬さんにて日本酒の会

を開催しました。

忙しいこの時期に、二日に渡って行うという “暴挙”

でも参加されたお客様の笑顔を見るにつけ

それは間違いなく 快挙 なのかもしれません。

二日間のべ52名のお客様 ありがとうございました。

当日の様子をまとめました。


今回も日本酒の選択は私が行い、親方に提示します。

例年なら いろいろな蔵のお酒で開催するのですが

今年は 志太泉の望月社長にもお越しいただき

志太泉の9種類のお酒 で愉しんでいただきました。

貴田乃瀬の親方曰く いろいろなお酒がある方が

料理は決めやすいそうです。

一つの蔵で通す今回は、ちょっと苦労されたとか。

でも お酒に合った素晴らしいお料理の数々でした。

提供順に


①サーモンの漬け イクラとウニ添え

シダシードル シャンパングラスにて

3月に仕込まれたシダシードルは、キリリとした辛口に仕上がっていました。
サーモンの漬けやイクラの脂分を洗い流し見事にペアリング。
最初からガツンと来ましたねえ。


グラスへの配分は望月社長にお手伝いいただきました。


②海老芋のコロッケ

ひやおろし純米原酒

ひやおろしは冬こそ美味しい それは熟度が増すから。
ソースなしの海老芋コロッケの素朴な旨味を引き立てます。


③ゴボウの太刀魚牧焼

21日は 純米吟醸 身上起 を冷やで
22日は 純米吟醸 生酛 ラヂオ正宗 を冷やで

初日は 愛国米で仕込まれた身上起の野趣溢れる味わいを
そのまま冷やでいただいたのですが、あるお客様の提案で
二日目は温めて飲むことに。
よって二日目は写真のように、生酛のラヂオ正宗を冷やでいただきました。

太刀魚で巻かれたゴボウは、しっかりと味が沁みていて
日本酒との相性は抜群でした。


④さつま揚げイカ墨風味

大吟醸 八反Classic35

香り控えめのクラシカルな大吟醸はどこまでも清楚
さつま揚げイカ墨風味のアミノ酸が引き立ちます。


⑤パテ・ド・カンパーニュ

蔵出しいちばん純米生原酒

この日唯一の新酒生原酒は 鳥レバーと豚肉のパテの豊かな
味わいと伍するのです。


⑥ぬた 和風マスタードで

21日は 純米吟醸 生酛 ラヂオ正宗 を温めて
22日は 純米吟醸 身上起 を温めて

和風マスタードは細かく刻んだきくらげが和えてあり
これだけでも十分につまみになります。


湯せんで温めた燗酒は美味しい。
終盤のお酒へとつなぐ見事なアクセントになります。

ラヂオ正宗はよりまろやかに。
身上起は隠れた旨みが顔を出しました。


⑦子持ち昆布数の子 松前漬け

純米吟醸 愛山

綺麗な旨みと甘みの愛山
もう酒だけで楽しめるわけですが、シャキシャキとした
数の子の歯触りが心地良し



⑧黒どろパエリア風

11BY古酒 大吟醸原酒

高橋貞實杜氏が醸した20年古酒
色はほぼ透明 上質の紹興酒ともミルクセーキとも例えられる
やさしい熟酒 望月社長にお願いして貴重なお酒を分けていただきました。

黒どろ とは親方のオリジナル料理で
いかの塩辛の水分を飛ばしたもの。
一見パエリア風ですが、基本はでんぷん質ではなくタンパク質
ですから歯触りが独特で味も淡泊。
ユニークな一品でした。


⑨牡蠣酒焼き 切り干し大根ソース

純米大吟醸 山田錦40

最後のお酒は 純米大吟醸
静岡酒らしく香りは穏やかで味わいもスッキリ。
切り干し大根ソースが焼き牡蠣を上品な一品に。


どのお料理も美味しゅうございました。


21日は 望月社長にその都度解説をお願いしました。


お客様に寄り添い丁寧にお話される姿に感謝です。


これだけのお料理をたった一人で切り盛りする親方はすごいと思います。


お客様に料理の説明をされる親方。

21日のお客様









22日のお客様








皆様 ご参加ありがとうございました。


ラインナップ 左から提供順に


最後は 大内の親方にお願いして一丁締めで


親方 奥様 社長 お疲れ様でした。























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