開運・初蔵純米中汲み の上槽
初蔵純米の搾りを3時から行いますよ。
との連絡を受け、昨日急きょ向かったのは
開運の土井酒造場さん。
先日 静岡県の鑑評会で知事賞を独占され
その前に行われた
”ワイングラスで美味しい日本酒アワード2019”でも
最高金賞&金賞を受賞するという 今年も絶好調のお酒です。
そんな土井さんにて 粋遙倶楽部オリジナルの純米酒を
ヤブタではなく 槽で搾っていただき 中汲みを詰める
という手間のかかる搾り方を毎年お願いしているわけですが
今年もその季節がまいりました。
この上槽のタイミングは、大吟醸などを搾るスケジュールに
基づくので、いつでも というわけにはいかないのです。
現場に着くと すでに作業は始まっていました。
モロミタンクの部屋をのぞくと 榛葉杜氏が櫂入れをされていました。
今年の純米醪は 本来の 山田錦55%精米 静岡酵母NO-2 によるもの。
タンク下部にある 呑み口からホースを伝わりポンプで上槽室まで
運ばれる という塩梅です。
荒走り のお酒が滴り落ちてきます。
杜氏さんが 利き猪口にその雫を取って下さいます。
もちろん滓がからんで うす濁りの状態です。
早速に試飲させていただきました。
香りは 穏やかでスイートな芳香。
滓がからむも 渋みや苦みは皆無。
むしろ すっきりとした旨味が広がりするすると入ってしまいます。
作業はどんどんと進みます。
榛葉杜氏に いろいろと今年の造りの状況をお聞きし
鑑評会の結果についてお祝いを述べたところ
淡々と他人事のように話されるも、目は喜びで一杯でした。
では 今から 静岡で行われる
「静岡県新酒鑑評会 蔵元自慢の酒きき酒会」 に行ってまいります。
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