開運・初蔵純米中汲み の上槽

静岡酵母

2019年03月26日 10:08

初蔵純米の搾りを3時から行いますよ。

との連絡を受け、昨日急きょ向かったのは

開運の土井酒造場さん。

先日 静岡県の鑑評会で知事賞を独占され

その前に行われた  

”ワイングラスで美味しい日本酒アワード2019”でも

最高金賞&金賞を受賞するという 今年も絶好調のお酒です。

そんな土井さんにて 粋遙倶楽部オリジナルの純米酒を

ヤブタではなく 槽で搾っていただき 中汲みを詰める

という手間のかかる搾り方を毎年お願いしているわけですが

今年もその季節がまいりました。

この上槽のタイミングは、大吟醸などを搾るスケジュールに

基づくので、いつでも というわけにはいかないのです。


現場に着くと すでに作業は始まっていました。


モロミタンクの部屋をのぞくと 榛葉杜氏が櫂入れをされていました。

今年の純米醪は 本来の 山田錦55%精米 静岡酵母NO-2 によるもの。


タンク下部にある 呑み口からホースを伝わりポンプで上槽室まで

運ばれる という塩梅です。


荒走り のお酒が滴り落ちてきます。


杜氏さんが 利き猪口にその雫を取って下さいます。


もちろん滓がからんで うす濁りの状態です。


早速に試飲させていただきました。

香りは 穏やかでスイートな芳香。

滓がからむも 渋みや苦みは皆無。

むしろ すっきりとした旨味が広がりするすると入ってしまいます。


作業はどんどんと進みます。


榛葉杜氏に いろいろと今年の造りの状況をお聞きし

鑑評会の結果についてお祝いを述べたところ

淡々と他人事のように話されるも、目は喜びで一杯でした。

では 今から 静岡で行われる

「静岡県新酒鑑評会 蔵元自慢の酒きき酒会」 に行ってまいります。




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