ホッド・オブライエンさんを偲ぶ
今から12年前になるでしょうか。
我が家に初めて 米国のジャズピアニストがお越しになりました。
彼の名は
ホッド・オブライエン
ビ・バップの名手 とか 現代最高のバップ・ピアニスト などと賞賛される
1950年代から活躍されていた モダン・ジャズ界の巨星。
彼のスタイルは、とてもオーソドックスなバップピアノで、
軽快かつ延々と長いアドリブが魅力の人。
長くてもホットでご機嫌ですから、飽きることがありません。
そのオブライエンさんが、今月20日ヴァージニアのご自宅で
お亡くなりになられた。
という訃報を ベーシストの森泰人さんのFBで知りました。
森さんと スェーデンのドラマー アンダーシュ・シュルペリさんとのトリオで
浜松のハーミットドルフィンにてライブを行う前日のご来店でした。
この写真は 共に食事をしたあとの記念にと、店内で撮りました。
このとき オブライエンさんは 68歳ぐらいでしょうか。
とても見えません。
まだ幼い娘さんがいらっしゃる という話をお聞きした覚えがあります。
ちなみに 森さんも 私も ついでにうちのカミさんも 皆 若いです。
店内の お酒のアイテムが 基本的に変わっていないのも
久しぶりに見て驚きました。
これ決してマンネリではありません。
長く愛され続けることこそ 嗜好品としてのお酒のあるべき姿
と 私は信じてます。
オブライエンさんのピアノも まさにそうでした。
奇をてらわない愚直なまでのオーソドックスな味わいに安心感を覚え
頬が思わずほころんだものです。
心より ご冥福をお祈りします。
関連記事