鴨鍋と三千盛

静岡酵母

2010年12月04日 22:26

近所の蕎麦屋 手打ち蕎麦 一さんへ
鴨なべを食しに行きました。

鴨なべは、とてもシンプルな鍋で、白菜、
ねぎ、エノキ などの野菜と鴨肉のみ。
割り下で煮込みます。
鴨は、そのまま生で食べてもOKなほど新鮮。



で、合わせた日本酒がこれ。

◆三千盛 純米大吟醸しぼりたて生酒

しぼりたて としては 香りはセーブされています。
甘やかな香りがかすかに立ちますが、とても穏やか。
口に含むと、日本酒度 +12 という 三千盛なら
ではの からくちの洗礼 を受けますが、とても軽快。
もちろん酸も感じますが、くどさはありません。

余韻の個性に、独特の美味さを残します。
キレはいいんですが、すうっと切れるのではなく
辛さを残しながら、じわじわと切れて行きます。


内陸部 つまり海の無い県の日本酒と鴨なべは
実に合います。

三千盛(みちざかり)は岐阜県のお酒。
太平洋側にせよ、日本海側にせよ、海のある県の蔵の
日本酒との大きな違いは 旨み(甘み)がまとわりつかないこと。
ストイックなほど、旨み(甘み)を内に秘めて流れていきます。
もっと 広がればいいのに・・と思うのは 大きなお世話。

だから、肉系の食材に合うんでしょうか。


鴨鍋の締めは 手打ちのうどんです。
この写真の量で一人分。
もう、お腹が一杯になります。
お値段は 鍋とうどんで 一人前 2000円。
安い!

冬のお薦め 一さんの 鴨鍋。
合わせるお酒は 三千盛。
お忘れなく。



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