心のストレッチ
先日観た映画が、もう一つ中途半端な後味だったためか
無性に 口直し というか 心直しをしたくて、
ある映画を観に行くことにした。
ただし、その映画は平日しか上映しておらず、時間も朝の
10時と夕方の5時。
サラリーマンや宮仕えの身だと、そんな時間に観てたことなど
ブログにアップしようものなら、懲戒ものである。
でも、そこは自営業の身軽さ。
いつでも行ける と思ったら大間違い。
うちの奥さんの了解を取り付けないと、懲罰委員会も真っ青の
大変なことになる。(笑)
で、観たのがこれ。
映画
『小三治』
旧東映の
CINEMA e-ra
新装後 初めて入ったが、座席も幅も、なかなかゆったりとしていて
グッド。
映画は、柳家小三治のドキュメンタリー。 かといって、何かを強く
訴えるわけでもなく 小三治師匠の人間そのものを淡々と描いている。
彼の 何気ない所作 含蓄のある言葉 とぼけた表情 それらを
普通に見ているだけで、幸せな気分になってくるから不思議だ。
いくつか心に残ったセリフがある。それらはセリフではなく、小三治
師匠のまぎれもない
生の言葉
なんだけど、合点がいったり、我が身に照らして恥じたり、
時には背筋をピンと伸ばしてくれたりする。
だから、落語を全く知らない人が観ても
、心のストレッチ
になる。
浜松は明日まで。
心と時間に余裕のある人は、お薦め。
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